独学のすすめ

加藤 秀俊

教育の根源を問い直す

教育の混迷と意欲の喪失には出口が見えないが、IT技術は「独学」の可能性を広げている。「やる気」という視点から教育の原点に迫る。
【解説: 竹内洋 】

独学のすすめ
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 924円(税込)
  • Cコード:0137
  • 整理番号:か-55-1
  • 刊行日: 2009/11/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-42658-1
  • JANコード:9784480426581
加藤 秀俊
加藤 秀俊

カトウ ヒデトシ

1930年生まれ。東京生まれ。社会学博士。一橋大学を卒業後、京都大学、スタンフォード大学、ハワイ大学などで教える。主な著書に『加藤秀俊著作集(全12巻)』『世間にまなぶ 歴史社会学雑纂』『メディアの発生 聖と俗をむすぶもの』(いずれも中央公論新社)、『暮らしの世相史??かわるもの、かわらないもの』『なんのための日本語』(いずれも中公新書)、『隠居学』(正・続、講談社)、『明治メディア考』(河出書房新社)、訳書にデイヴィッド・リースマン『孤独な群衆』(みすず書房)などがある。

この本の内容

初等教育から大学まで、混迷する教育。意欲を失った子供や若者たち。学校は何のためにあるのだろうか?歴史を振り返ると、学校教育という制度は新しく、知識は「独学」によって各個人が自発的に獲得するものだった。しかも現在、IT技術の急速な進歩は時間と空間を圧縮し、「独学」の可能性はますます広がりつつある。「やる気」という視点から教育の原点に迫る。

この本の目次

1(独学のすすめ
学ぶこころ
意欲の問題
読書について
生き方の学習
情報時代の自己教育)
2(教養とはなにか
お稽古ごと
「しごと」の意味
「問題」とはなにか
創造性というもの)
3(わがままな期待
試験の社会史
「専門」とはなにか
外国語の教育
学問の流動性
学校の意味―あとがきにかえて
あたらしい読者のために―ちくま文庫版へのあとがき)

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