宮澤喜一と竹下登 ─戦後保守の栄光と挫折
対極的な保守政治家だった宮澤と竹下。その政権運営が自民党崩壊への端緒となった二人の栄光と挫折を描く、オーラル・ノンフィクション対比列伝。
- シリーズ:ちくま文庫
- 990円(税込)
- Cコード:0131
- 整理番号:み-32-2
- 刊行日:
2016/07/06
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:288
- ISBN:978-4-480-43376-3
- JANコード:9784480433763
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ともに穏健保守でありながら、政策も組織の捉え方も対極的だった宮澤喜一と竹下登。そんな二人が首相となり、結局は自民党崩壊への端緒を作ってしまう。その皮肉な結果は、彼らのいかなる思想や行動原理からもたらされたのか。田中角栄との確執、派閥政治の帰趨といった当時の政界の真相から、出世、リーダーシップ、後継者などについての両者の考え方までを明かすオーラル・ヒストリー対比列伝。
序章 派閥解体
第1章 原点(エリートだけど孤独
オプティミズムとシニシズム
昭和十四年に直感したアメリカの力 ほか)
第2章 昇華(自民党を派閥史的に見る
垂直統合と水平統合
池田勇人と佐藤栄作 ほか)
第3章 異種融合(田中角栄の語り
「量」が「質」を凌駕する
言葉による政治 ほか)
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