江戸絵画 八つの謎
近世絵画にはまだまだ謎が潜んでいる! 若冲、芦雪、写楽などの作品を丹念に読み解くことで、封印されてきた 真実 を掘り起こす。解説 辻惟雄
江戸絵画にはまだまだ謎が潜んでいる!又兵衛、一蝶、若冲、蕭白、芦雪、岸駒、北斎、写楽をとりあげ、その作品を虚心に見つめ、文献資料を緻密に読み解くことで、社会的・政治的・文化的にタブーとされた謎にせまる。特異の絵師たちの等身大の人間性を深く掘り下げ、絵画に隠された意味を読み解く刺激的試み。
第1章 岩佐又兵衛 心的外傷の克服
第2章 英一蝶 蹉跌の真実
第3章 伊藤若冲 「畸人」の真面目
第4章 曾我蕭白 ふたりの「狂者」
第5章 長沢芦雪 自尊の顛末
第6章 岸駒 悪名の権化
第7章 葛飾北斎 富士信仰の裾野
第8章 東洲斎写楽 「謎の絵師」という迷妄
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