怪を訊く日々 怪談随筆集

福澤 徹三

生者の言葉でこの世のすべては語れない――。日常の狭間にひそむ「怪異」を体験者たちから聴き集める。怪談実話の名手の原点。解説 朝宮運河

怪を訊く日々 怪談随筆集
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 968円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:ふ-58-1
  • 刊行日: 2023/06/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-43883-6
  • JANコード:9784480438836
福澤 徹三
福澤 徹三

フクザワ テツゾウ

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『真夜中の金魚』『死に金』『忌談』『怖の日常』『作家ごはん』『忌み地 怪談社奇聞録』『亡者の家』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国のイリヤ』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『侠飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

この本の内容

科学技術がめざましい進歩を遂げた現代においても、怪異の体験者はあとを絶たない。異形の者の来訪、説明のつかない不可思議な現象、確率的にありえないシンクロニシティ。ふだんは忘れているけれど、誰の意識の奥底にもそんな記憶がひそんでいる。体験者たちが語った怪異を、怪談実話の名手が淡々とした筆致で綴る。書き下ろしあとがきを加えた新装版。

この本の目次

1 忘れられた記憶
2 怪の棲む場所
3 怪を見るひと
4 学生時代
5 怖い宿
6 再会
7 夢
8 いにしえの怪
9 タクシー
10 酒場にて

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