ふらり珍地名の旅

今尾 恵介

浮気町、茄子作、雨降り・・・・・日本地図で見つけた珍しい地名の町で、由来や地形をたずね歩く。ほのぼのとユーモアあふれる楽しい紀行エッセイ。地図・写真多数。

ふらり珍地名の旅
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 924円(税込)
  • Cコード:0125
  • 整理番号:い-72-7
  • 刊行日: 2023/08/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-43895-9
  • JANコード:9784480438959
今尾 恵介
今尾 恵介

イマオ ケイスケ

今尾 恵介(いまお・けいすけ):1959年横浜市生まれ。地図研究家、エッセイスト、フリーライター。中学生の頃から国土地理院の地形図に親しみ、時刻表を愛読する。音楽出版社勤務を経てフリーライターとして独立、イラストマップ作成や地図・鉄道関連の著作に携わってきた。著書に『日本の地名おもしろ探訪記』『日本地図のたのしみ』『ふしぎ地名巡り』(ちくま文庫)、『地名の楽しみ』(ちくまプリマー新書)ほか多数。

この本の内容

「浮気」「見物」「瓦葺」「駅部田」「昼飯」「未明」…難読だったり、およそ地名とは思えない地名の数々。味あるそれら珍地名をたずねる旅に出る。地形図片手に、場所を眺め、地名を声に出して読み、土地の人と語り継がれる歴史や生活について話をする。珍地名と過去・現在・未来を生きる人の物語を辿る旅の記録。

この本の目次

珍のつく地名は珍しい 音羽珍事町(京都市山科区)
ある晴れた日に雨降りへ 雨降り(東京都西多摩郡奥多摩町)
三浦半島で「海外旅行」 海外(神奈川県三浦市)
「駅」で始まる駅の町 駅部田(三重県松阪市)
昼飯町で昼飯を 昼飯(岐阜県大垣市)
四つの「同音異字地名」の謎 かぎあな・鍵穴・桑木穴・香木穴(静岡県富士市・静岡市)
四五〇年前へタイムスリップ 前後(愛知県豊明市)
古代の鉱山町 採銅所(福岡県田川郡香春町)
隠れキリシタンの里 掻懐(大分県臼杵市)
雪の日の夕方訪ねた「未明」 未明(島根県安来市)
見沼代用水が立体交差する町 瓦葺(埼玉県上尾市)
焼酎になった地名 ダバ・駄馬・駄場(高知県高岡郡津野町)
街中にあるのはなぜ 海辺(東京都江東区)
善い鬼の伝説と棚田 青鬼(長野県北安曇郡白馬村)
鎌倉時代の歴史そのもの 阿難祖領家・阿難祖地頭方(福井県大野市)
信仰心篤い猿伝説の地 猿供養寺(新潟県上越市)
本当にナスを作っていたのか 茄子作(大阪府枚方市)
現代語で解釈しないでください 浮気(滋賀県守山市)
戦国武将の談合があったか 談合坂(山梨県上野原市)
一面の菜の花に歴史を見る 油面(東京都目黒区

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