石狩少女

森田 たま

偏見、決められた結婚、友情、文学への情熱、美しい北海道の自然……明治末の女学生・野村悠紀子の青春と苦悩を描く少女小説の傑作。解説 堀越英美

石狩少女
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 880円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:も-30-1
  • 刊行日: 2024/01/11
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-43931-4
  • JANコード:9784480439314
森田 たま
森田 たま

モリタ タマ

森田 たま(もりた・たま):1894年北海道札幌生まれ。1911年に雑誌『少女世界』に投書した文章が認められ上京。1913年に小説家・森田草平に師事。1936年刊行の『もめん随筆』(中公文庫)などで随筆家として注目を浴びたほか、本作をはじめ小説も執筆した。他の著書に『今昔』(暮しの手帖社)、『森田たま随筆全集』全3巻(講談社)、『森田たま随筆珠玉選』全3巻(ぺりかん社)など多数。1970年没。

この本の内容

明治末の北海道札幌、主人公・野村悠紀子は、文学を愛し、空を眺めることやリンゴ畑に出かけることが好きな女学生。彼女は人から多くの関心を持たれる一方で、偏見、勝手な噂、男子学生からの執着、決められた結婚、家族の無理解などに悩む。そんななか内地の親戚の家に行くことになるが…。北海道の自然も美しい、著者の半生を反映した1940年刊行の傑作少女小説。

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