キャラメル工場から ─佐多稲子傑作短篇集

佐多 稲子 著 , 佐久間 文子 編集

少女工員の労働の日々を描く第一作「キャラメル工場から」をはじめ、労働、地下活動、戦争の経験などを描き昭和を駆け抜けた作家、最良の短篇選集。

キャラメル工場から ─佐多稲子傑作短篇集
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 968円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:さ-55-1
  • 刊行日: 2024/03/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-43940-6
  • JANコード:9784480439406
佐多 稲子
佐多 稲子

サタ イネコ

佐多 稲子(さた・いねこ):小説家。1904年、長崎県生まれ。15年、一家をあげて上京。その後、キャラメル工場、料理屋、日本橋丸善、カフェーなどで働く。28年、第一作「キャラメル工場から」を発表。その後、労働、共産党の地下活動、戦争、夫婦や家族などについて、自らの経験などに基づき数多くの作品を発表した。著書に『私の東京地図』、『樹影』(野間文芸賞)、『時に佇つ』(川端康成文学賞)、『夏の栞』(毎日芸術賞)〔以上、講談社文芸文庫〕などがある。98年没。

佐久間 文子
佐久間 文子

サクマ アヤコ

佐久間 文子(さくま・あやこ):文芸ジャーナリスト。1964年、大阪府生まれ。朝日新聞記者を経て、現在フリーランス。著書に『「文藝」戦後文学史』(河出書房新社)、『ツボちゃんの話──夫・坪内祐三』(新潮社)がある。「美しい人 佐多稲子の昭和」を芸術新聞社ウェブサイトにて連載。

この本の内容

少女工員の労働の日々を描いたデビュー作「キャラメル工場から」、非合法の地下政治活動での女性の心の傷を描く「疵あと」、女ともだちとの数十年ぶりの再会と過去の事件を描く「時に佇つ その五」…労働、地下活動、戦争、東京や長崎の町、懐かしい友人たちについて自らの経験をもとに書き続け、昭和を駆け抜けた作家、佐多稲子。その最良の16篇を厳選した文庫オリジナルの短篇選集。

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