言語・真理・論理
無意味な形而上学を追放し、〈分析的命題〉か〈経験的仮説〉のみを哲学的に有意義な命題として扱おう。初期論理実証主義の代表作。解説 青山拓央
哲学の議論の大部分は「形而上学」、すなわち真にも偽にもなりようのないナンセンスな命題を弄んでいるに過ぎない。意味のある命題とは“分析的な文”か“経験によって検証できる文”に限られる―。過激で鮮やかな主張をひっさげて、20世紀の哲学史に大きな影響を与えた論理実証主義の代表作。“感覚‐内容”といった経験的所与から世界を記述し、倫理的判断や他者の存在についても考察は及ぶ。本書は多くの批判に晒されたが、今なお問題提起の鋭さとアイデアの独自性で生命を失わない。
第1章 形而上学の除去
第2章 哲学の機能
第3章 哲学的分析の本質
第4章 ア・プリオリなもの
第5章 真理と確からしさ
第6章 倫理学と神学との批判
第7章 自己と共通世界
第8章 哲学上の主要な論争の解決
序論
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