理工学者が書いた数学の本 線形代数

甘利 俊一 著 , 金谷 健一

“線形代数の基本概念や構造がなぜ重要か、どんな状況で必要になるか”理工系学生の視点に沿った、数学の専門家では書き得なかった入門書。

理工学者が書いた数学の本 線形代数
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0141
  • 整理番号:ア-35-2
  • 刊行日: 2023/07/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:978-4-480-51197-3
  • JANコード:9784480511973
甘利 俊一
甘利 俊一

アマリ シュンイチ

甘利 俊一(あまり・しゅんいち):1936年、東京生まれ。1963年東京大学大学院数物系研究科博士課程修了。工学博士。九州大学助教授、東京大学教授、パリ大学客員教授、ルーバン大学特任教授、理化学研究所脳科学センター長などを経て、現在は同センター特別顧問。東京大学名誉教授。専攻は数理工学(神経回路網理論・情報幾何学)。「神経情報処理の基礎理論の研究」により、1995年日本学士院賞受賞。文化功労者、文化勲章受章。著書に『情報理論』(学芸文庫M&S)、『脳・心・人工知能』(ブルーバックス)、『情報幾何学の新展開』(サイエンス社)ほか多数。

金谷 健一
金谷 健一

カナタニ ケンイチ

金谷 健一(かなたに・けんいち):1947年、岡山県生まれ。1972年東京大学工学部計数工学科卒業。東京大学大学院博士課程修了。工学博士。群馬大学工学部教授、岡山大学工学部教授。現在同大学名誉教授。著書に『これなら分かる最適化数学』、『これなら分かる応用数学教室』(以上共立出版)ほか多数。

この本の内容

「線形代数は理工学のすべてに通ずる基本です。その論理は、電気回路、振動、力のつりあい、微分などなど、ごく直観的に理解できる現象の中にも本質的に表れています」(「著者からひとこと」)。問題の解決にあたっては、既成の形式化した数学を当てはめるのではなく、本質的な構造に適合するように数学を創り、再構成する態度が必要であると本書は説く。“線形代数の基本概念や構造がなぜ重要であり、どういう状況で必要になるか”を工学や物理学の例を多く用いて、直観的な理解を目指すユニークな応用数学教科書。

この本の目次

第1章 ベクトル空間と線形写像(n次元ユークリッド空間Enのベクトル
ベクトルとベクトル空間 ほか)
第2章 行列と行列式(行列
直交行列 ほか)
第3章 二次形式と計量(双一次形式、内積、計量
二次形式の固有値問題)
第4章 ベクトル空間の線形写像(線形写像の標準形
線形写像と状態方程式 ほか)

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