現代日本の小説

尾崎 真理子

激変した日本人の感受性
「春樹&ばなな」「パソコン&携帯」の衝撃

春樹&ばななが与えたインパクトと電子機器の進化によって、日本人の文学的感受性は劇的に変貌していった。小説は、日本語表現はどこに向かって進んでいるのか。

現代日本の小説
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 定価:本体760円+税
  • Cコード:0290
  • 整理番号:71
  • 刊行日: 2007/11/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:176
  • ISBN:978-4-480-68771-5
  • JANコード:9784480687715
尾崎 真理子
尾崎 真理子

オザキ マリコ

1959年宮崎県宮崎市生まれ。読売新聞東京本社・文化部次長。青山学院大学文学部卒業。文芸担当を志して1982年に読売新聞に入社。1992年に文化部記者になった直後から10余年にわたって、毎月の「文芸時評」を担当した。また、折々に、話題作を発表した作家へのインタビューも重ねてきている。時代と文学に鋭く切り込む文章やインタビューは、作家はじめ文壇関係者にも定評がある。聞き手・構成を担当した著書に、『大江健三郎作家自身を語る』(新潮社)がある。

この本の内容

春樹&ばななが与えたインパクトと電子機器の進化によって、日本人の文学的感受性は劇的に変貌していった。小説は、日本語表現はどこに向かって進んでいるのか。

この本の目次

第1章 一九八七年、終わりの始まり(「ばなな伝説」の始まり
「サラダ記念日」と三島賞の創設 ほか)
第2章 村上春樹のグローバリゼーション(『ねじまき鳥クロニクル』の文学的成功
小島信夫による村上作品の解読 ほか)
第3章 変容する創作のシステム(芥川賞の歴史上最大の“事件”
二十歳の金原ひとみ、綿矢りさの受賞 ほか)
第4章 パソコンから生まれる新感覚(昭和の終わりと平成の始まり
手書き原稿とファックスの登場 ほか)

読者の感想

2008.9.11  

小説というものに対してこれほど簡潔に理解しやすく卓見を表したものは見当たりませんでした。感服いたしております。

2008.7.07 ススム

文芸記者ならではの深い問題意識
丹念な取材と丁寧な小説の書き込み。この20年の現代日本小説と最前線で真向かってきた著者ならではの視線の確かさと問題意識の深さにとても教えられるものがあった。

次はぜひ、この20年の現代の名作の紹介を!

2008.1.28 大宮KY

本書が対象としている87年以降の20年は私が日本を離れていた時期と重なります。帰国して久しぶりに日本の文芸誌を手にとってみると、日本の文学は一体どうなってしまったのだと呆然となります。今回その理由を本書で知ることができました。この20年、年々変容するこの国の文学状況と正面から向き合い続け、焦らず諦めず冷静にしかし熱く分析を試みてきた尾崎さんご自身の苦闘が偲ばれ、またそれを可能にした勁い姿勢に打たれます。現役記者でありながらその極めて多量の読書量には感嘆せざるを得ません。次作を強く待ち望んでいます。

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