大阪の生活史
150人が語り、150人が聞いた大阪の人生。大阪に生きる人びとの膨大な語りを1冊に収録した、かつてないスケールで編まれたインタビュー集。
一五〇人が語り、一五〇人が聞いた大阪の人生。
どこでやってんのって聞かれて昭和町っていうたら友達にめっちゃ笑われたみたいなんですよ。「難波とか南とか北ちゃうん!どこやねんそれ!」みたいな(聞き手=明石珠美)
たまたま暦を見たんですよ、神宮館とかありますでしょ。そしたら適業が書籍業って書いてあったんです。「あ、これだったらいいんだわ」と(聞き手=足立琴音)
うちのおかんは俺にだけよう言うてたんや、人に間に合う人間になれいうて(語り手=杉浦正生 聞き手=安達宏和)
今までは必死で何でも自分一人でやってきたけれど、少し甘えられるようになったのが六〇過ぎてからです(聞き手=阿部朱音)
こんなん好きやろとか言って、ほんでいきなり山を降りて、踊らされて。それが始まり(笑)(聞き手=池田アユリ)
もう正直邪魔くさいわほんま…耳いらんねんやったら残せよって思うもん(聞き手=石浦光代)
チャイムが鳴っているの、聞くのものすごく懐かしいし。で、職員の声とか、放送の声とか、あと、入り口の上に飾ってある絵、私のきょうだいが描いた絵なんです(聞き手=石田賀奈子)
私は私のお父さんみたいな人と結婚したかったん(聞き手=板坂淑子)
全部、嘘のかたまりや(聞き手=李ナオ)
「もう聞かへ
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