「逆張り」の研究
「逆張り」を考えることは、「逆張りぎらい」だった震災以後の「空気」を考えることでもある――2010年代とは何だったのか? 千葉雅也さん推薦。
新聞記者に「逆張り」認定された批評家が戸惑いつつも「逆張り」という現象を考える。「批評」ではなく「運動」や「現場」、「おじさん」ではなく「女性」や「若者」、「傍観者」ではなく「当事者」が称揚され、「逆」が嫌われた(あるいは反動的に好まれた)2010年代とは何だったのか?
第1章 「成功したければ逆張りをしろ」―投資家と注意経済の時代
第2章 「どっちもどっち」の相対主義と「この道しかない」の絶対主義―同じところで同じ情報がぐるぐる回っている
第3章 「昨日の敵は、今日の友」―アンチと「アンチのアンチ」の戦争
第4章 「ブーメランが突き刺さっている」―アンチ・リベラルの論法
第5章 「他人からええように思われたいだけや」―動機を際限なく詮索するシニシズム
第6章 「そこまで言って委員会」―インターネット学級会とネトウヨになりかけたTくん
第7章 「やっぱり東野圭吾が一番」―逆張りとしての批評
第8章 「脳をつつけば世界はガラリと変わって見える」―はるしにゃんとケミカルな唯物論
第9章 逆張りは多数派の敵でありつつ、友でなければならない
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可