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筑摩選書

ナチスに抗した若者たち

——その生き方を問う

愛と自由に生きた 普通の若者たちの物語

ナチス体制下で反ナチ活動をしていた、ごく普通の若者たち。発覚すれば死が待つ活動へと彼らを駆り立てたものは何か。ナチス期の無名の市民の生き方を描く。

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01851-9

Cコード

0322

整理番号

0331

2026/06/15

判型

四六判

ページ数

256

解説

内容紹介

愛と自由に生きた
普通の若者たちの物語

発覚すれば死が待つ活動へと
彼らを駆り立てたものは何か

ナチス政権下のドイツで、ナチスに不信感を抱く若者が少数ながらいた。政権成立当時子どもだった彼らは、一九四〇年代初頭に青年期を迎え、共感しあえる同世代の仲間とグループを形成してビラ散布や市街地での落書き、秘密の勉強会などの行動で反ナチの意思を示した。彼らは、ナチス体制の何に反発したのか。発覚すれば死が待つ行動へと彼らを駆り立てたものは何か。ごく普通の若者たちの姿を通じて、「名もない人々にとってのナチス・ドイツ」がいかなる時代あったのかを描いていく。

目次

まえがき

第一章 ヒトラー万歳(ハイル・ヒトラー)と言え
1 われらの時代が来た
2 生徒たちよ自律的であれ――教師エルナ・シュタールとリヒトヴァルク校の生徒たち
3 ナチスのやつらはろくでなしだ――ヘルムート・ヒュベナーと幼馴染
4 父さんは犯罪者じゃない――共産党員の親をもつ子どもたち

第二章 仲間との日々
1 新しい世界
2 教養人の自負――ハンブルク・白バラ
3エーデルワイスは自由の花だ――エーデルワイス海賊団
4 皆が知るべきこと――ヒュベナー・グループ

第三章 決断のとき
1 知性のビラと直感のビラ
2 これ以上ドイツを壊すな――エーデルワイス海賊団
3 十代の素顔――エーデルワイス海賊団
4 誰かが後を継がなければ――ハンブルク・白バラ

第四章 我らの信じた道
1 使命感と恐怖心――ハンブルク・白バラ
2 行動の意味――エーデルワイス海賊団
3 別離と再起

終 章 抵抗する若者たちが残したもの

おわりに
主要参考文献
図版出典一覧
事項索引
人名索引

著作者プロフィール

岡典子

( おか・のりこ )

岡 典子(おか・のりこ):1965年生まれ。桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。筑波大学大学院心身障害学研究科単位修得退学。博士(心身障害学)。福岡教育大学講師、東京学芸大学准教授などを経て、筑波大学人間系教授。専門は少数者の歴史。著書に『沈黙の勇者たち――ユダヤ人を救ったドイツ市民の戦い』(新潮選書、司馬遼太郎賞受賞)、『ナチスに抗った障害者――盲人オットー・ヴァイトのユダヤ人救援』(明石書店)、『視覚障害者の自立と音楽――アメリカ盲学校音楽教育成立史』(風間書房)など。

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