私にとって、高史明も岡百合子も「岡真史の親」だった。小学5年生でこの詩集を読んだとき、詩とはこういうものかと驚いた。書き手が自殺したことすら、彼の詩の一部のように感じてしまいそうになる甘ったるい幻想は、文庫で加えられた両親の文章と読者からの手紙で打ち砕かれる。多くの人の人生の中に確かにある、魂が透明な時期の言葉が、この早熟で素直な書き手によって他にない意味を与えられている。
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社会学者
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ある夏の夕暮、ひとりの少年が大空に身を投げた。少年は、美しい、謎にみちた詩を残していた。「ぼくは/うちゅうじんだ/また/土のそこから/じかんの/ながれにそって/ぼくを/よぶこえがする」青春一歩前で死を選ばせたものは何か。「ひとり/ただ/くずれさるのをまつだけ…」謎はとけない。多くの人びとに深い感動をよんだ詩集に、今回新たに少年死後の、両親と読者との往復書簡を併収し、決定版とした。
ぼくは12歳(小学六年の晩秋より(一九七四?七五年)
中学生になる前、春の休みに(一九七五年) ほか)
作文・読書感想文―小学二年より中学一年まで(一九七〇?七五年)(二年生になって
ぼくのかんがえたのりもの ほか)
悲しみの中から(同行三人(岡百合子)
あとがきとして(高史明))
未知の若い人々と(佐々木香里さんの手紙
佐々木香里さんの第二信 ほか)
社会学者
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