赤瓦の家 ─朝鮮から来た従軍慰安婦

川田 文子

慰安婦として戦渦の沖縄へ連行され、九死に一生をえながら、祖国に帰らなかった女性の心奥に迫る。慰安婦問題の原点を捉える。

赤瓦の家 ─朝鮮から来た従軍慰安婦
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 726円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:か-20-1
  • 刊行日: 1994/01/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:4-480-02799-8
  • JANコード:9784480027993

この本の内容

サトウキビ畑の片隅の、人目を避けた小屋にひっそりと暮らすポンギさん―。彼女は戦前追いつめられて従軍慰安婦として沖縄に送り込まれた朝鮮人女性の一人であった。彼女の生い立ちを取材する中で、「在日」という形で生きざるをえなかった朝鮮人女性の悲劇が明らかになってゆく。いま白日の下に明らかにされつつある、日本軍がアジアの女性に対して犯した犯罪行為を、日本人女性として真摯に追求したドキュメント。

この本の目次

第1章 ポンギさんの放浪(出会い
少女時代
興南から沖縄へ
赤瓦の家
戦争
皇軍の地下足袋
渡嘉敷へ)
第2章 三つの島の慰安所(渡嘉敷島
座間味島
阿嘉島)
第3章 新礼院へ(新礼院へ)

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