大菩薩峠 7

中里 介山

一夜はからずも助けたお若に導かれ、高尾蛇滝に目を癒す竜之助。精進百ヶ日ののち、微光がきざすとみえるが……。無明の巻、白骨の巻収録。

大菩薩峠 7
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 946円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:な-21-7
  • 刊行日: 1996/03/21
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:464
  • ISBN:4-480-03227-4
  • JANコード:9784480032270
中里 介山
中里 介山

ナカザト カイザン

(1885〜1944)東京府下西多摩村(現、羽村市)生まれ。15歳で上京、電話局交換手・小学校教員を経て木下尚江らの社会主義運動に加わる。明治37年(1904)都新聞社に入り、同39年に処女作『氷の花』を発表、続いて『浄瑠璃坂の仇討』他を都新聞に連載し文名をあげた。大正2年(1913)29歳で『大菩薩峠』連載を開始。都新聞連載中絶後は、毎日新聞、国民新聞、読売新聞などに昭和16年(1941)まで書き継がれ、この間29年に及ぶがついに未完に終わった。

この本の内容

米友の長屋をでた竜之助は染井の化物屋敷へ戻るが、まもなく屋敷が全焼。竜之助は、一夜巣鴨で助けたお若に導かれ小名路から高尾蛇滝へ赴いた。目を癒すべく参籠堂にこもること百日、やがて微光のごときがきざす。ついでお若の妹・お雪に助けられて、竜之助は甲州上野原から信州白骨へ。一方、遊女身請けの金に窮し、その工面とひきかえに暗殺の旅へでる兵馬は、竜之助のあとを追うお銀様とであう…「無明の巻」「白骨の巻(一〜十五)」を収録。

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