大菩薩峠16

中里 介山

お銀様の主導で胆吹山麓に開墾が進む。甲州では与八が木喰上人の再来と称されている。兵馬は芸妓福松を連れ加賀へ…胆吹の巻、新月の巻収録。

大菩薩峠16
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 946円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:な-21-16
  • 刊行日: 1996/07/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:496
  • ISBN:4-480-03236-3
  • JANコード:9784480032362
中里 介山
中里 介山

ナカザト カイザン

(1885〜1944)東京府下西多摩村(現、羽村市)生まれ。15歳で上京、電話局交換手・小学校教員を経て木下尚江らの社会主義運動に加わる。明治37年(1904)都新聞社に入り、同39年に処女作『氷の花』を発表、続いて『浄瑠璃坂の仇討』他を都新聞に連載し文名をあげた。大正2年(1913)29歳で『大菩薩峠』連載を開始。都新聞連載中絶後は、毎日新聞、国民新聞、読売新聞などに昭和16年(1941)まで書き継がれ、この間29年に及ぶがついに未完に終わった。

この本の内容

胆吹山麓で開墾が進む。お銀様を助ける米友、弁信、お雪ら。一夜、お雪の夢に龍之助が出現、「人間という奴は生むより絶やした方がいい」とうそぶく。それより先、甲州へ赴いた与八は有野村で働いていた。地蔵菩薩を彫る与八は、木喰上人の生まれかわりと畏敬される。一方、兵馬は高山の芸妓福松に口説かれ加賀白山へ二人旅。途中、仏頂寺と丸山に出会うが、なんとしたか二人は自殺して果てた…「胆吹の巻」「新月の巻(一〜五十九)」を収録。

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