山田風太郎明治小説全集12 ─明治バベルの塔

山田 風太郎

万朝報の売上を伸ばすため、涙香の考えたクイズとは? 表題作他三篇の短篇集と暗黒の巨魁星亨を描いた「明治暗黒星」を収める。
【解説: 橋本治 】

山田風太郎明治小説全集12 ─明治バベルの塔
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:や-22-12
  • 刊行日: 1997/10/23
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-03352-9
  • JANコード:9784480033529
山田 風太郎
山田 風太郎

ヤマダ フウタロウ

1922年、兵庫県養父郡の医家に生まれる。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで数々の“風太郎忍法”を生み出し忍法帖ブームをまきおこす。『警視庁草紙』などの明治を舞台にした小説や、『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』をはじめ死を見つめた著書等多数。1997年第45回菊池寛賞を受賞。 2001年、尊敬する江戸川乱歩と同じ、7月28日没。

この本の内容

万朝報の売上げを伸ばすため仕掛けた暗号とは(表題作)。漱石の文体模写をした『牢屋の坊っちゃん』、牛鍋屋チェーンの木村荘平が始めた火葬場のこけら落としは誰に(『いろは大王の火葬場』)。幸徳秋水を四分割して描いた『四分割秋水伝』の4篇を収めた短篇集。『明治暗黒星』併収。

この本の目次

明治バベルの塔(明治バベルの塔
牢屋の坊っちゃん
いろは大王の火葬場
四分割秋水伝)
明治暗黒星

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