ニッポン発情狂時代 性の王国

佐野 眞一

日本人が元気だった頃、性欲もバカみたいに旺盛だった。コンドームの歴史、ソープ、老人の性、買春ツアーをえぐり出す。
【解説: 花田紀凱 】

ニッポン発情狂時代 性の王国
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 924円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:さ-14-4
  • 刊行日: 2000/12/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:384
  • ISBN:4-480-03604-0
  • JANコード:9784480036049
佐野 眞一
佐野 眞一

サノ シンイチ

1947年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。時代をえぐりとるようなルポや、綿密な資料調査と粘り強い取材によって日本近現代史の巨大なテーマに正面から迫る作品を書き続けている。『旅する巨人』で大宅壮一ノンフィクション賞、『甘粕正彦 乱心の曠野』で講談社ノンフィクション賞を受賞。著書は『東電OL殺人事件』『阿片王――満州の夜と霧』 『あんぽん 孫正義伝』『劇薬時評――テレビで読み解くニッポンの了見』『別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判』他多数。

この本の内容

かつて、東南アジアへの買春観光などで、世界中のヒンシュクを買った日本人。ちょうど高度経済成長のエネルギーが性欲へと移行したかのような時代があったのだ。買春ツアー、ちろりん村と呼ばれた雄琴ソープ街、コンドームの20世紀、そして、老人の性など、人間と時代の深層へ、性というファクターを通して迫った傑作ノンフィクション。

この本の目次

コンドームの20世紀
買春ツアーの構造
ソープ村の社会学
セプテンバー・セックス

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