人を覗(み)にいく

佐野 眞一

人生の賞味期限をギリギリまで極める個性あふれる人々。つげ義春、北杜夫、村西とおる……。まるで人間標本室のような人物ルポの傑作!

人を覗(み)にいく
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 880円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:さ-14-5
  • 刊行日: 2002/02/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:352
  • ISBN:4-480-03707-1
  • JANコード:9784480037077
佐野 眞一
佐野 眞一

サノ シンイチ

1947年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。時代をえぐりとるようなルポや、綿密な資料調査と粘り強い取材によって日本近現代史の巨大なテーマに正面から迫る作品を書き続けている。『旅する巨人』で大宅壮一ノンフィクション賞、『甘粕正彦 乱心の曠野』で講談社ノンフィクション賞を受賞。著書は『東電OL殺人事件』『阿片王――満州の夜と霧』 『あんぽん 孫正義伝』『劇薬時評――テレビで読み解くニッポンの了見』『別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判』他多数。

この本の内容

つげ義春、古沢岩美、北杜夫ら異色の作家や文化人たち。また、価格破壊のディスカウントショップ、ゴミ処理、老人ホーム、出版界など実業の世界を、強烈な個性でノシ歩く人々。世紀末から新世紀にかけて、人生の賞味期限をギリギリまで究めるこれらの偉人、怪人22人を、実力派のノンフィクション作家が軽快なフットワークで捉らえた人物ルポの傑作集。

この本の目次

不安と休筆と貧困と―つげ義春(漫画家)
キャンバスは戦争とエロスの匂い―古沢岩美(画家)
父、茂吉を赤裸々に書く―北杜夫(作家)
「軽妙洒脱」に反骨の爆薬をしこんで―出久根達郎(作家・古書店主)
古本「巌窟王」の過剰なる人生―谷口雅男(「ふるほん文庫やさん」)
出版界最後の怪物―斎藤十一(新潮社顧問)
「閣下」魂の炸裂―松原治(紀伊国屋書店会長兼社長)
悲しき性の突撃兵―村西とおる(AV監督)
狂気のフィルム行商人―渡辺文樹(映画監督)
地獄極楽陽炎座―荒戸源次郎(映画プロデューサー)〔ほか〕

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