内田百(けん)集成 8贋作吾輩は猫である ─贋作吾輩は猫である
一九〇六年、水がめに落っこちた「漱石の猫」が蘇る。漱石の弟子、百(けん)が老練なユーモアで練りあげた『吾輩は猫である』の続篇。
【解説: 清水良典 】
1906年に水がめに落っこちた漱石の猫が、這いあがるとそこは1943年だった。酒好きのドイツ語教師、五沙弥先生の家にふらりとはいりこみ、風船画伯、役人の出田羅迷、共産党員鰐果蘭哉、馬溲検校などなど、ひとくせもふたくせもある風流人たちが繰り広げる珍妙な会話を聞く。漱石の弟子であった百(けん)が、老練なユーモアたっぷりに書きあげた『吾輩は猫である』の続篇。
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