TOKYO STYLE
小さい部屋が、わが宇宙。ごちゃごちゃと、しかし快適に暮らす、僕らの本当のトウキョウ・スタイルはこんなものだ! 話題の写真集文庫化!
豪華な写真集や分厚い雑誌に出てくるようなインテリアに、いったい僕らのうちの何人が暮らしているのだろう。でも小さい部屋にごちゃごちゃと気持ち良く暮らしている人間ならたくさん知っている。マスコミが垂れ流す美しき日本空間のイメージで、なにも知らない外国人を騙すのはもうやめにしよう。僕らが実際に住み、生活する本当の「トウキョウ・スタイル」はこんなものだ!話題の名著文庫化。
美は乱調にあり
かわいさというたからもの
アトリエに布団を敷いて
安いのは和風
モノにくるまって
子供の王国
住まいの必要十分条件
街のなかに隠れる
2015.2.11 リンコ
この本は、京都書院さんの大判で出ていた時、一番その頃の日本人の生活を素のままに見せてくれた貴重な写真集。美しい日本もいいけれど、富士山や京都のきっちりした庭園だけが日本の全てではないはずなので、こんなふうにすぐ手の届く日本の日常を垣間見ることができ、外国人の友達にプレゼントするとびっくりするほど喜ばれた一冊。すました顔の日本の横顔よりも、そうそうあるある日本が、外国の方には身近に感じられたのかもしれません。
2013.7.10 ヒロセマリ
1993年ごろの、本当に人が住んでいるありのままを映し出した写真集。
まさに当時の生活が切り取られ、2013年の今、当時を垣間見ることができるのですが、
一番驚いたのが水回り。
この20年で住宅の水回りの水準が著しく上がったのだな、と感じたのは、
結構古い家が好きな私でも、この家にはちょっと住めない・・・とひるんでしまうような
古めかしいタイプの家が多かったから。
あとがきを見ると、1996年の時点で、撮影した家の9割はすでに無くなっていたそうなので、
この写真の中の暮らしが、1993年のスタンダードではない模様。
もし、私の家を撮影したら、他の人にどんな印象を与えるのだろう?
なんてことも考えたり、「子供の王国」というコーナーが、1993年当時
小学生だった自分には一番身近だな、といったようなことをあれこれ考えながら、
楽しませていただきました。
作者の都築さんは「東京右半分」の作者でもあるのですね。
東京右半分も読んでみたいなと思いました。
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