内田百(けん)集成13 ─たらちおの記
早くに亡くなった父の姿を描く表題作をはじめ幼年時代の思い出、古里岡山のことなど懐かしき日々を味わい深くつづった随筆集。
【解説: 小川洋子 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 1,100円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:う-12-14
- 刊行日:
2003/10/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:320
- ISBN:4-480-03893-0
- JANコード:9784480038937
- 在庫 ×
「私は飛前岡山古京町の志保屋と云う造り酒屋の一人息子である。私が中学を出る前に家が傾き、父は病死して、酒倉も家屋敷も人手に渡ったが、子供の時に我侭勝手の仕放題で育った事が禍をなして、後年飯も食えない様な貧乏をしたのであろうと思う」(「たらちおの記」より)。早くに亡くなった父の姿を描く表題作をはじめ、幼年時代の思い出、古里岡山のことなど懐しき日々を味わい深くつづった随筆集。
虎列刺
風の神
琴書雅游録
烏城追思
稲荷
水心
山屋敷
たらちおの記
竹島
大般若〔ほか〕
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