吉行淳之介エッセイ・コレクション 2 ─男と女

吉行 淳之介 著 , 荻原 魚雷 編集

男のセックスの最後の一発は「赤い玉がポンと出る」のか? 女の絶頂を見分けるには? 男女の秘事の奥の奥まで描き尽くす。
【解説: 吉村平吉 】

吉行淳之介エッセイ・コレクション 2 ─男と女
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 858円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:よ-17-2
  • 刊行日: 2004/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:336
  • ISBN:4-480-03932-5
  • JANコード:9784480039323
吉行 淳之介
吉行 淳之介

ヨシユキ ジュンノスケ

(1924-1994)岡山市生まれ。東京大学中退。「モダン日本」の編集者を経て、54年『驟雨』で芥川賞を受賞。安岡章太郎、庄野潤三らと共に第三の新人と呼ばれた。66年『星と月は天の穴』で芸術選奨文部大臣賞、70年『暗室』で谷崎潤一郎賞、75年『鞄の中身』で読売文学賞、78年『夕暮まで』で野間文芸賞を受賞した。洗練された表現に柔軟な諧謔を織り込んだユニークな作風はエッセイにも及ぶ。

荻原 魚雷
荻原 魚雷

オギハラ ギョライ

1969年三重県生まれ。文筆家。大学在学中からフリーライターの仕事をはじめるも、なかなか生計が立てられず、アルバイトで食いつなぎ、現在にいたる。書物同人誌『sumus』同人。著書に『古本暮らし』(晶文社)、『活字と自活』(本の雑誌社)、編者として『吉行淳之介エッセイ・コレクション』(全4巻 ちくま文庫)がある。

この本の内容

性を追求しつづけた小説家が元手をかけた洞察力で男と女の関係を軽妙にときあかす。男のセックスの最後の一回は「赤い玉がポンと出る」という話は本当か?「女のオルガスムスを見分ける方法は?」「娼婦と私」「一夫一婦制について」など、男女の秘事の奥の奥まで描く一冊。男の奔放、女の貞淑が信じられていた時代を懐かしむエッセイ。

この本の目次

1 生と性(赤い玉がポンと出る…話
女体へのさわり方 ほか)
2 娼婦と私(娼婦と私
セックスについて ほか)
3 男と女(美醜について
嫉妬について ほか)
4 恋愛と結婚(誘惑
あいびき ほか)
四畳半襖の下張「裁判」法廷私記

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