野坂昭如エッセイ・コレクション 3 ─ポルノグラファー
「オナニスト」との異名をとった野坂の性の思索と実践。「四畳半」裁判の顛末記と性的自叙伝。覗き見るエロの誘惑。
【解説: 岩井志麻子 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 902円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:の-1-4
- 刊行日:
2004/09/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:368
- ISBN:4-480-03977-5
- JANコード:9784480039774
- 在庫 ×
処女作の『エロ事師たち』というタイトル(英訳版は“ポルノグラファーズ”!)が示す通り、野坂昭如の作品に性(と死)は欠かせない。このふたつに直面したとき、裸の人間の哀しくも可笑しい姿が現れる。第3巻では、「オナニスト」との異名をとった野坂の性の思索者/実践者ぶりに焦点を当て、「四畳半」裁判の顛末や猥褻論、性的自叙伝などをセレクトした。
1 猥褻を語る(ポーノトピア
猥褻記)
2 「四畳半」戦記(「四畳半襖の下張」は猥褻にあらず
四畳半裁判の被告席 ほか)
3 書くことのエロス(新戯作論
わが内なるマゾ ほか)
4 性と死の自叙伝(元祖色メガネ「廃業」の自分史
懴悔の巻 ほか)
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