日本人にとってイスラームとは何か

鈴木 規夫

イスラーム世界はどこにあるのか。オリエンタリズムによる屈折したイメージを克服して十億を越す信者を獲得し、世界を再編集しつつある巨大な宗教現象を解剖する。

日本人にとってイスラームとは何か
  • シリーズ:ちくま新書
  • 770円(税込)
  • Cコード:0214
  • 整理番号:155
  • 刊行日: 1998/05/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-05755-2
  • JANコード:9784480057556

この本の内容

現在、ムスリム人口は一〇億人を超すといわれている。地理上では、中東地域に居住するのはその三割程度で、世界大的な広がりをみせている。しかも、そうした量的なレヴェルにとどまらず、今日イスラームほど政治的社会的な衝撃力をもっている運動はない。日本でも、明治以来さまざまな角度から論じられてきたが、それはしばしば西欧近代の影絵であり、世界認識という鏡に写した自画像でしかなかった。イスラームを見る日本人の眼と、見られるイスラーム社会の双方を同時に射程に収めながら、新たなイスラーム像を提起する。

この本の目次

第1章 イスラーム世界とは「どこ」か
第2章 ふたたび「拡大するイスラーム世界」
第3章 想像されたイスラーム
第4章 イスラミズム現象と「記憶」の再構築
第5章 イスラームと近代日本

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