ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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1978年7月、世界ではじめて試験管ベビーが誕生した。「生殖革命」のはじまりである。医療技術の進歩は、以後、不妊に悩む多くのカップルに励ましを与え続けてきたが、同時に、代理母や借り腹、クローン、着床前診断、環境ホルモンの影響など、現代社会に深刻な問題を投げかけることにもなった。本書では、不妊症治療における最先端の成果を踏まえつつ「生殖革命」の真相に迫り、人類が直面している技術と倫理のあいだの問題を、あらためて浮き彫りにする。
序章 不妊症とその背景
第1章 妊娠のメカニズム―どこまで解明されているか
第2章 不妊症の診断のために
第3章 生殖革命前の不妊症治療
第4章 生殖革命
第5章 生殖革命により浮かび上がった問題
第6章 生殖革命から未来へ
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