金融の未来学 ─小さなセーフティネットをめざして

翁 百合

日本の金融環境は激変し「銀行不倒神話」は崩れ去った。政府や金融機関は新たな潮流にどう対処すべきか。そして預金者は? ペイオフ解禁時代の金融再生の道を探る。

金融の未来学 ─小さなセーフティネットをめざして
  • シリーズ:ちくま新書
  • 748円(税込)
  • Cコード:0233
  • 整理番号:332
  • 刊行日: 2002/02/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:176
  • ISBN:4-480-05932-6
  • JANコード:9784480059321

この本の内容

長引く不況と不良債権処理の遅れにより銀行経営は悪化し、日本の金融環境は、未曾有の危機的状況が続いている。こうした中で預金全額保護の終了、いわゆるペイオフ解禁は、日本の金融システムにどのような影響を与えるのだろうか。預金者が安全な銀行を選別するようになれば、銀行は信頼を失うまいと従来以上の経営努力を迫られるであろう。はたして銀行は再生できるのか?日本の金融の将来像を見据える一冊。

この本の目次

第1章 ペイオフ解禁とは何か―預金全額保護の特例期間の終了
第2章 セーフティネットとは何か―預金保険制度の金融システムにおける位置づけ
第3章 新しい金融環境とは―預金保険法改正の論点
第4章 間接金融依存型システムからの脱却
第5章 不良債権問題と銀行部門の建て直し
第6章 銀行業の新しい展開
第7章 郵便貯金の将来像
第8章 市場規律の発揮と利用者の自己責任

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