神秘学概論
宇宙論、人間論、進化の法則と意識の発達史を綴り、シュタイナー思想の根幹を展開する――四大主著の一冊、渾身の訳し下し。
【解説: 笠井叡 】
本書は、シュタイナーの四大主著の一冊であり、その思想の根幹が綴られている。肉体、エーテル体、アストラル体、自我という人間存在のヒエラルキアを解明し、宇宙論、人間論の中で、めくるめくような宇宙史の壮大な展望の下にマクロコスモス(宇宙)とミクロコスモス(人間)との関わりをあとづけ、進化の法則と意識の発達史、古代秘儀の本質、輪廻転生論、悪魔論、霊的認識の方法などを記し、過去と現在と未来についての常識をくつがえした前代未聞の神秘学大系が展開される。
神秘学の性格
人間性の本質
眠りと死
宇宙の進化と人間
高次の諸世界の認識(秘儀参入またはイニシエーションについて)
宇宙の進化と人類の進化との現在と未来
霊学で用いられる諸概念
2007.3.22 カバラン
神智学に続いて、神秘学概論の読解を試みている。神智学は難解だが、神秘学概論も非常に難解だ。
もともと、神秘学概論の本質的な部分は、「神智学」の最終章として構想されたそうだ。しかし、「神智学」を書いた当時は、その構想が「神智学」の内容ほどに熟していなかったらしい。
30年前にシュタイナーの「アカシャ年代記より」を読んで理解できないでいた。今思えば「神智学」から「神秘学概論」へと読み進め、シュタイナーの主要著書の全てを先に熟読すべきだった。輪廻転生を前提にする限り、30年なんて短いものである。これらの本を全て読みこなそうとする、私が今ここにいる。
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