図説 写真小史
写真の可能性と限界を考察し初期写真から同時代の作品まで通観した傑作エッセイ「写真小史」と、関連の写真図版・評論を編集。
【解説: 金子隆一 】
芸術から「いま―ここ」という一回性の「アウラ」が消滅する複製技術の時代にあって、写真はどのような可能性をはらみ、どのような使命を課せられなければならなかったのか?写真史を考えるとき、だれもが必ず引用する基本文献―ヴァルター・ベンヤミンの「写真小史」。初期写真から1930年代の作品までを通観したこの傑作エッセイに、そこで言及されているブロースフェルト、アジェ、ザンダーらの写真多数と、関連論文を加えて再編集。20世紀最高の批評家による写真論が目で見てわかる実証的な一冊。
写真小史(ヴァルター・ベンヤミン)
カール・ブロースフェルト『芸術の原形』への序(カール・ニーレンドルフ)
ウジェーヌ・アジェ『写真集』への序(カミーユ・レヒト)
顔、映像、それらの真実について(アルフレート・デーブリーン)
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