ベンヤミン・コレクション 5 思考のスペクトル

ヴァルター・ベンヤミン 著 , 浅井 健二郎 編訳 , 土合 文夫 翻訳 , 久保 哲司 翻訳 , 岡本 和子 翻訳

言語が織りなす
多重の光線

文学、絵画、宗教、映画――主著と響き合い、新たな光を投げかけるベンヤミン〈思考〉の断片を立体的に集成。新編・新訳アンソロジー、待望の第五弾。

ベンヤミン・コレクション 5 思考のスペクトル
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ヘ-3-9
  • 刊行日: 2010/12/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:624
  • ISBN:978-4-480-09316-5
  • JANコード:9784480093165
ヴァルター・ベンヤミン
ヴァルター・ベンヤミン

ベンヤミン,ヴァルター

1892(Berlin)〜1940年(PortBou)。20世紀ドイツの最も異彩を放つ思想家・批評家。きわめて緻密で繊細な文体をもつ卓越した文章家。青年運動の只中で思想形成期を迎え、ユダヤ神秘主義、観念論的弁証法、マルクス主義的歴史哲学等の影響を受ける。激動の時代状況とアクチュアルにまたラディカルに切り結びながら、同時に近代もしくはモデルネの原史(Urgeschichte)を見据え続けた。亡命行の途上でみずから命を絶った。

浅井 健二郎
浅井 健二郎

アサイ ケンジロウ

1945年生まれ。九州大学教授、東京大学名誉教授(ドイツ文学)。著書に『経験体の時間─カフカ・ベンヤミン・ベルリン』(高科書店)、訳書に『ベンヤミン・コレクション』(ちくま学芸文庫・既刊4冊)など。

この本の内容

「破壊的性格」を巻頭に置き、宗教、筆跡学、映画など多彩な考察群を収録。基礎論的な対象領域からアクチュアルな対象領域へ、萌芽的思考から成熟した思考への変容を辿った珠玉の論考集。

この本の目次

破壊的性格
いばら姫
現代の宗教性についての対話
学生の生活
古代の人間の幸福
ソクラテス
中世について
絵画芸術とグラフィック芸術
絵画芸術について、あるいはツァイヒェンとマール
“言語について”〔ほか〕

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