現代日本文学大系92 現代名作集(二)
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 6,600円(税込)
  • Cコード:0393
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1973/03/23
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:菊判
  • ページ数:432
  • ISBN:978-4-480-10092-4
  • JANコード:9784480100924
小山 清
小山 清

コヤマ キヨシ

小山 清(こやま・きよし):1911-63年。作家。東京浅草の生まれ。新聞配達などの職に就いたのち、1940年に太宰治を訪ね、以降師事する。太宰の死後、作家に。著書に『落穂拾い』『犬の生活』『小さな町』『日日の麺麭』など。

北原 武夫
北原 武夫

キタハラ タケオ

1907-73年。神奈川県生まれ。26年、慶応大学に進学し、仏文科に進んだ後、国文科に転科する。在学中はフランス・モラリストに親しむ一方で、「心理小説」の作家に熱中する。38年、亡妻との生活を描いた「妻」を発表し、作家となる。翌年、雑誌「スタイル」の編集者で、作家でもあった宇野千代と結婚したが、64年に離婚する。主な作品として「桜ホテル」「マタイ伝」「魔に憑かれて」「雅歌」「空隙」「霧雨」「情人」「黄昏」などのほか、『文学論集』(正・続)も発表し、評論家・エッセイストとしても活躍した。没後に『北原武夫文学全集』(全5巻)が刊行された。

なだ いなだ
なだ いなだ

ナダ イナダ

1929−2013年。東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。精神科医、作家。フランス留学後、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1965年、『パパのおくりもの』で作家デビュー。著書に『TN君の伝記』『くるいきちがい考』『心の底をのぞいたら』『こころの底に見えたもの』『ふり返る勇気』などがある。

芝木 好子
芝木 好子

シバキ ヨシコ

芝木 好子(しばき・よしこ):1914-91年。生まれ育った東京下町への哀惜を託した文章で知られ、芸術と恋愛の相克に苦しむ女性の生き方を描いた小説に独自の境地を拓いた。戦後の女流文学を代表する作家の一人である。芸術院会員。文化功労者。主な著書に、『青果の市』(1941、芥川賞受賞)、『湯葉』(1960、女流文学者賞)がある。

辻 邦生
辻 邦生

ツジ クニオ

(1925〜1999)東京生まれ、東京大学卒。1963年『廻廊にて』を刊行し近代文学賞、68年『安土往還記』で芸術選奨新人賞、72年『背教者ユリアヌス』で毎日芸術賞、95年『西行花伝』で谷崎潤一郎賞を受賞。歴史小説を中心に独自の文学世界を構築した。

丸谷 才一
丸谷 才一

マルヤ サイイチ

1925-2012。山形県鶴岡市生れ。小説・批評・翻訳と、幅広い分野で活躍。68年『年の残り』で芥川賞、72年『たった一人の反乱』で谷崎賞、74年『後鳥羽院』で読売文学賞、85年『忠臣藏とは何か』で野間文芸賞、88年「樹影譚」で川端康成文学賞、99年『新々百人一首』で大佛次郎賞、2001年菊池寛賞、03年『輝く日の宮』で泉鏡花賞および朝日賞、10年『若い藝術家の肖像』(ジェイムズ・ジョイス)の翻訳で読売文学賞を受賞。2011年、文化勲章を受章した。

森 茉莉
森 茉莉

モリ マリ

1903─87年、東京生まれ。森?外の長女。1957年、父を憧憬する娘の感情を繊細な文体で描いた随筆集『父の帽子』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、50歳を過ぎて作家としてスタートした。著書に『恋人たちの森』(田村俊子賞)、『甘い蜜の部屋』(泉鏡花賞)、『贅沢貧乏』、『私の美の世界』、『森茉莉全集』全8巻など。

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