ガルガンチュアとパンタグリュエル 4 第四の書

フランソワ・ラブレー 著 , 宮下 志朗 翻訳

エイリアンたちの待つ大航海へ

聖なる託宣をもとめて、パンタグリュエル一行は大航海へと船出する。宗教的〈不寛容〉の嵐の時代、痛烈な教会批判が哄笑とともに描かれる。

ガルガンチュアとパンタグリュエル 4 第四の書
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,980円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:ら-5-4
  • 刊行日: 2009/11/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:656
  • ISBN:978-4-480-42058-9
  • JANコード:9784480420589
フランソワ・ラブレー
フランソワ・ラブレー

ラブレー,フランソワ

(1483?−1553)フランスの作家・医師。モンテーニュとともに16世紀フランスを代表する文学者。トゥーレーヌ地方シノンに、弁護士の末子として生まれる。フランチェスコ会修道院に修道士として起居し、哲学・神学を学ぶかたわらギリシャ語を独習。1528年ごろパリに上る。30年秋、モンプリエ大学医学部に登録。32年にリヨン市立病院に勤務、医師・古典学者として第一歩を踏み出す。そのころ『パンタグリュエル』を発表。34年『ガルガンチュア』、46年『第三の書』、52年に『第四の書』を完成。

宮下 志朗
宮下 志朗

ミヤシタ シロウ

1947年生まれ。東京大学名誉教授、放送大学教養学部教授。著書に、『本の都市リヨン』『ラブレー周遊記』『読書の首都パリ』『書物史のために』『神をも騙す』ほか多数。

この本の内容

「聖なる酒びん」のご託宣を授かるべくパンタグリュエル一行は大航海へと船出する。殴られることで生計を立てるシカヌー族、トロイの木馬ならぬトリュイの牝ブタを用いてのアンドゥーユ族との合戦の顛末など、奇妙な風習やルールが支配する異様な島々をめぐって不思議な物語空間が織りなされてゆく。宗教改革を経て「不寛容」の嵐が吹き荒れるさなかでの、激烈な教会批判が爆発的な哄笑とともに描かれる。

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