実話 怪奇譚

蜂巣 敦

何が彼らの人生を狂わせたか。私たちはいつまで正常を保てるのか……。現代社会のダークサイドを直視して恐怖の源を探る怪奇評論。
【解説: 南原四郎 】

実話 怪奇譚
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 770円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:は-29-1
  • 刊行日: 2005/08/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-42097-5
  • JANコード:9784480420978
蜂巣 敦
蜂巣 敦

ハチス アツシ

1963年生まれ。「月光」「牧歌メロン」「月光文化」「LHSM」各誌の編集に携わり、現在はフリーライター。著書に『実話怪奇譚』『日本の殺人者』『怪狂譚』『Mのオカルティズム』『デビルマン論』『「八つ墓村」は実在する』『殺人現場を歩く2』など多数。

この本の内容

陰惨な殺人の現場に立って、未解決事件を推理する。また都市伝説に隠された真実を暴く。さらに近親相姦やカニバリズムなど、タブーを破ることへの甘美な欲求を想像する。何が彼らの人生を狂わせたか。私たちは一体いつまで正常を保てるか。日常が崩れはじめると、何気ない悪意は増大して、不条理な狂気へと一直線に突き進む。現代のダークサイドを直視し、恐怖の源を探る。

この本の目次

幻―夢か、うつつか(女怪の街
殺人現場から見る『冥途』の風景 ほか)
壊―増幅する非日常(新興住宅地のなかの「金属バット殺人」
映画『コレクター』と日本の少女監禁事件 ほか)
怪―暗闇の奥へ、奥へ…(食人小説「青頭巾」の寺を訪ねる
昭和初期の魔窟をさまよう ほか)
虚―不条理の行方(高校生首切事件のそれから
「手首ラーメン」は実在したのか? ほか)

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