ペンタメローネ (下) ─五日物語

ジャンバティスタ・バジーレ 著 , 杉山 洋子 翻訳 , 三宅 忠明 翻訳

十人の語り女たちが競ってまくしたてる物語は、威勢のよい機知や風刺をちりばめ、時には情け容赦なく残酷で時にはエロチックな笑いを響かせる。

ペンタメローネ (下) ─五日物語
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0198
  • 整理番号:は-31-2
  • 刊行日: 2005/09/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:400
  • ISBN:4-480-42132-7
  • JANコード:9784480421326

この本の内容

ナポリ方言で書かれたこのヨーロッパ最古の昔話集は、イタリアならではのおおらかであけっぴろげなエロチシズムと、荒々しく皮肉たっぷりの残酷さで満ち満ちている。バジーレ独特の凝った表現には、はでやかで不可思議なバロックの雰囲気が漂う。子どもたちのためのグリム童話より180年も昔、大人の娯楽だったおとぎ話はこんな姿をしていたのである。全2冊。

この本の目次

コガネムシとネズミとコオロギ
ベッルッチア
コルヴェット
びりっかす
ロゼッラ
三人の妖精
浴場
雄鶏の石
二人兄弟
動物にされた三人の王様
七切れのベーコンの皮

三つの王冠
ふたつのケーキ
七羽の鳩
カラス
傲慢の罰

ガチョウ
十二の月
ピント・スマルト
金の根
日と月とターリア
サピア
五人の息子
ニッニッロとネッネッラ
三つのシトロン
おしまいの話―はじめの話の結末

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