我が名はエリザベス ─満州国皇帝の妻の生涯

入江 曜子

最後の皇帝・溥儀の妻として数奇な運命をたどったひとりの女性。伝統と近代化、戦争と革命の狭間で歴史のいけにえとなっていく姿を描く。

我が名はエリザベス ─満州国皇帝の妻の生涯
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 968円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:い-57-1
  • 刊行日: 2005/10/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:480
  • ISBN:4-480-42152-1
  • JANコード:9784480421524
入江 曜子
入江 曜子

イリエ ヨウコ

一九三五年東京に生まれる。慶応義塾大学文学部卒業。作家。著書に『我が名はエリザベス─満洲国皇帝の妻の生涯』(第八回新田次郎文学賞受賞)、『貴妃は毒殺されたか─皇帝溥儀と関東軍参謀吉岡の謎』、『少女の領分』、『日本が「神の国」だった時代─国民学校の教科書をよむ』、『教科書が危ない─『心のノート』と公民・歴史』、『溥儀─清朝最後の皇帝』、『紫禁城─清朝の歴史を歩く』、訳書にR・F・ジョンストン『紫禁城の黄昏』(共訳)、N・ウェールズ『中国に賭けた青春─エドガー・スノウとともに』(共訳)などがある。

この本の内容

ラストエンペラー、満州国皇帝溥儀の妻の凄絶な生涯。フランス租界に育ち西洋文化を身につけた少女が、清朝最後の廃帝に嫁いだことで経験する数奇な運命。宮廷での退廃と無益な日々。満州国成立によって皇后になるが、日本敗戦、そして満州国崩壊。戦争と革命の時代、男たちの権力に抗いながら悲劇的な結末をむかえた女性の一生を綿密な調査と独自の視点で描くノンフィクションノベルの傑作!第八回新田次郎賞受賞作。

この本の目次

1 紫禁城に嫁して―北京一九二二‐一九二五(暁の結婚
紫禁城の妖怪たち ほか)
2 此処よりほかの何処かへ―天津一九二五‐一九三一(天津に帰る
日本の影 ほか)
3 夢なければ恐れなく―満州一九三一‐一九三四(大連へ
苦い再会 ほか)
4 水の炎―満州一九三四‐一九四六(腐った棘
菊と蘭 ほか)

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