兎とよばれた女
神さまは兎のすべてでした。
とにかく神さまが好きだったから。兎は、どんなに苦しくても孤独でも美と純粋を求めつづけたのでした。少女文学の真骨頂。
【解説: 千野帽子 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 704円(税込)
- Cコード:0193
- 整理番号:や-3-2
- 刊行日:
2008/05/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:192
- ISBN:978-4-480-42444-0
- JANコード:9784480424440
- 在庫 ×
本書は、『失われた庭』と並ぶ代表作のひとつであり自伝的要素の強い作品。兎を主人公とし、神と呼ばれる、見えない存在との極めて精神性の高いやりとりと、その背後に見えかくれするこの世的なもの。迷いと戸惑い。絶対的な愛。「不滅の少女」と呼ばれた著者の真骨頂、初の文庫化。
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