誰が太平洋戦争を始めたのか

別宮 暖朗

開戦論の常識をくつがえす
「戦争計画」は
こうして作られた!

戦争を始めるには膨大なペーパー・ワークを伴う「戦争計画」と、それを処理する官僚組織が必要である。その視点から開戦論の常識をくつがえす。

誰が太平洋戦争を始めたのか
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 748円(税込)
  • Cコード:0131
  • 整理番号:へ-10-2
  • 刊行日: 2008/08/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-42465-5
  • JANコード:9784480424655
別宮 暖朗
別宮 暖朗

ベツミヤ ダンロウ

1948年生まれ。東京大学経済学部(西洋経済史)を卒業し、信託銀行に入社する。主として証券企画畑を歩み、アメリカやイギリス、中国で金融ビジネスを経験する。退社後、ロンドンにある証券企画調査会社のパートナーを務める。主な著書に『軍事学入門』『誰が太平洋戦争を始めたのか』『日本海海戦の深層』(いずれも、ちくま文庫)、『中国、この困った隣人』(PHP研究所)、『技術戦としての第二次世界大戦』(共著、PHP文庫)、『日本の近代10大陸戦と世界』(並木書房)などがある。

著者に関する情報

ホームページ『第1次大戦』はこちら

この本の内容

戦争を始めるには膨大なペーパー・ワークを伴う「戦争計画」に基づいた、「動員」「集中」「開進」「作戦」という兵力の運用が必要である。大日本帝国の場合、それを策案したのは軍令参謀本部に代表される巨大官僚組織だった。では、太平洋戦争はどう準備されたのだろうか。支那事変から真珠湾攻撃までの経過を検証し、「縄張り意識」と「無責任」が支配する官僚国家が引き起こした悲劇の内幕に迫る。

この本の目次

第1章 第二次大戦の五つの戦争(蒋介石の先制攻撃によって開始された支那事変
第二の戦争=ポーランド戦 ほか)
第2章 戦争指導者ルーズベルト(大恐慌
ニューディール政策 ほか)
第3章 海軍条約派の勃興(日独防共協定
支那事変の泥沼化 ほか)
第4章 戦争までの秒読み(三国同盟
なぜ海軍は変心したか ほか)
第5章 ハワイ作戦(ライシャワーの帝国主義原因説
昭和天皇の謎の回想 ほか)

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