高原好日 ─20世紀の思い出から

加藤 周一

印象深い風景の中での豊かな交友を興の赴くままに記した「随筆」集

夏の軽井沢を精神の故郷として半世紀以上を過ごした著者が、その地での様々な交友を回想し、興の赴くままに記した「随筆」集。
【解説: 成田龍一 】

高原好日 ─20世紀の思い出から
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 770円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:か-51-1
  • 刊行日: 2009/02/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-42531-7
  • JANコード:9784480425317
加藤 周一
加藤 周一

カトウ シュウイチ

1919―2008年。東京生まれ。東京帝国大学医学部卒。早くからヨーロッパ文学や日本の古典文学を読む。戦後、多彩な執筆活動を展開。中村真一郎・福永武彦と『一九四六・文学的考察』『マチネ・ポエティク詩集』などを刊行。その他、『芸術論集』『羊の歌』(正・続)『夕陽妄語』『日本文学史序説』(上・下)『言葉と戦車を見すえて』など多くの著書があり、『加藤周一著作集』(全24巻)に集大成されている。つねに広い視野に立って、文明批評を展開。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学をはじめ、ドイツ、イギリス、アメリカ、スイス、イタリアの大学や、上智大学、立命館大学などで教鞭をとる。2004年、平和憲法擁護の「九条の会」の呼び掛け人となる。

この本の内容

著者は戦前昭和から、日本にいる限り、夏の数ヶ月を信州の高原で過ごした。そして堀辰雄や立原道造に始まり、中村真一郎や福永武彦、中野/好夫、朝吹登水子、辻邦生、岩波茂雄、臼井吉見、丸山眞男、武満徹など、多くの人々との出会いを愉しんできた。その70年に及ぶ交友を回想し、「連想によって人から人へ移り、気分によって風景から風景へ彷」った航跡を綴った随筆集。

この本の目次

堀辰雄
堀多恵子
立原道造
尾崎行輝
中野好夫
片山敏彦
赤松新
兼常清佐
中野重治〔ほか〕

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