曹操  ─矛を横たえて詩を賦す

川合 康三

治世の能臣、乱世の姦雄

後漢末の群雄割拠の時代、自らの才能だけを頼りにのし上がり、ついには一国の王者にまで上り詰めていくさまを、エピソードも豊かに描き出す。

曹操  ─矛を横たえて詩を賦す
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:か-52-1
  • 刊行日: 2009/07/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-42574-4
  • JANコード:9784480425744
川合 康三
川合 康三

カワイ コウゾウ

1948年浜松市生まれ。京都大学文学部卒、同大学院博士課程修了。京大助手、東北大助教授を経て、現在、京都大学文学研究科教授。専門は中国古典文学。主な著書に『中国のアルバ─系譜の詩学』(I古書院、2003)『終南山の変容』(研文出版、1999)『李商隠詩選』(選訳、岩波文庫、2008)など。

この本の内容

「三国志演義」ではもっぱら敵役扱いの曹操だが、実際は武人、政治家、詩人として、中国の歴史の流れを大きく変えた傑出した人物だった。宦官の貰い子の息子として、そのまま世塵に埋もれていったはずのひとりの青年が、後漢末の群雄割拠の時代、自らの才能だけを頼りにのし上がり、ついには一国の王者となるまでを、数々のエピソードを交えながら豊かに描き出す。

この本の目次

第1章 非常の人、超世の傑
第2章 蒼天已に死す―時代とおいたち
第3章 外に武功を定む―武人としての曹操
第4章 内に文学を興す―政治家としての曹操
第5章 矛を横たえて詩を賦す―詩人としての曹操
第6章 壮心已まず―英雄の死と死後の英雄

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