チャペック旅行記コレクション5 オランダ絵図

カレル・チャペック 著 , 飯島 周 編訳

人々は自転車に乗って
楽しい未来を夢見る。
本邦初訳!

そこにあるのは、水車、吊り橋、ボート、牛、そして自転車。ヨーロッパの中の小さな小さな国に、チャペックが大きな世界と民族を見る見聞記。

チャペック旅行記コレクション5 オランダ絵図
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 704円(税込)
  • Cコード:0198
  • 整理番号:ち-8-5
  • 刊行日: 2010/09/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:160
  • ISBN:978-4-480-42728-1
  • JANコード:9784480427281
カレル・チャペック
カレル・チャペック

チャペック,カレル

(1890-1938)ジャーナリスト、 エッセイスト、 小説家、劇作家。 ヨーロッパの小国チェコに生まれ、 ナチスに対抗し、 全体主義と闘った。 その文筆活動は非常に多彩で、 新語〈ロボット〉を世に広めたSF劇「R.U.R」、 エッセイ 『園芸家十二カ月』 『ダーシェンカ』、 童話 『長い長いお医者さんの話』 が特に有名。 他に長篇哲学三部作や 「マサリクとの対話」 「山椒魚戦争」など。

飯島 周
飯島 周

イイジマ イタル

1930年長野県生まれ。 跡見学園女子大学名誉教授。 言語学専攻。 97年木村彰一賞受賞。訳書に 『チャペックエッセイ選集』『チャペック小説選集』、ハシェク『不埒な人たち』、 ハヴェル『プラハ獄中記』、 『サイフェルト詩集』 ほか多数。

この本の内容

故郷をこよなく愛するとともに、世界の多様な風景・風俗を愛したチャペックは多くの旅行記を遺している。その優しくユーモラスな筆致は、深い悲しみと叡智を底に秘め、世界中に今もなおファンが多い。本書は1931年、世界ペンクラブ大会出席のためオランダを訪れたときの観察記。運河、自転車、犬、風車、橋、オランダ絵画…。独特の視点からその民族性を抽出し描く手つきは見事。イラスト多数。

この本の目次

いくつかの顔
1(外国を認識することについて
オランダの町について
オランダの運河―グラフトとカナール
いくつかの古い都市
町から町へ
人間と水
浜辺で
港)
2(さまざまな道に沿って
オランダの光
田園風景―真のオランダ
古いオランダ
新しいオランダ)
3(昔の巨匠たち
双頭の鷲の足跡をたずねて
小さな民族)
4(オランダの建築
ナールデン
ハーグの国際ペンクラブ大会
オランダのペンクラブとドイツ人たち
国際ペンクラブ大会)

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