冠・婚・葬・祭
新・直木賞作家の代表作
人生の節目に、起こったこと、出会ったひと、考えたこと。冠婚葬祭を切り口に、鮮やかな人生模様が描かれる。第143回直木賞作家の代表作。
成人式、結婚、葬式、お盆。日本人なら誰もが経験する儀式だが、思いがけないことが起きるのも、こういうとき。新人記者が成人式の取材に行く「冠」、引退したお見合いおばさんの縁結びの顛末を描く「婚」、社命で参列のお供をしたおばあちゃんの人生がほの見える「葬」、姉妹が両親を失った田舎の家に集まる「祭」。さまざまな人生や人間模様が、鮮やかに描かれる連作小説。新・直木賞作家の代表作、待望の文庫化。
空に、ディアボロを高く
この方と、この方
葬式ドライブ
最後のお盆
2010.10.18 co
おもしろかったです、すごく。
日本の風習、お見合いだとか社葬だとか成人式だとか、お盆だとか今はもうあんまり仰々しくやることはないけど
なんとなくしなくちゃいけないような気がしてしてしまうことの中で
なにか、本当に小さな真実に出会ってしまう短編集。
素敵なのは、
どの話にも日本らしい空気があって、けれどもちっとも古くない。
水のあるところに神様がいる、というのを何かできいたけれど、
偶然や一期一会はたぶん、何かの温かな意志があったのだと
思ってしまいたくなる。
日本ほど呼吸する空気のひとつぶひとつぶに日本が
とけている国はないのだということを思い出す話。
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