四人の申し分なき重罪人

G.K.チェスタトン 著 , 西崎 憲 翻訳

推理小説の
巨人チェストタン
円熟の中篇小説

「殺人者」「藪医者」「泥棒」「反逆者」……四人の誤解された男たちが語る、奇想天外な物語。チェスタトン円熟の傑作連作中篇集。
【解説: 巽昌章 】

四人の申し分なき重罪人
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:ち-12-2
  • 刊行日: 2010/12/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:384
  • ISBN:978-4-480-42779-3
  • JANコード:9784480427793
G.K.チェスタトン
G.K.チェスタトン

チェスタトン,G.K

G.K.チェスタトン(Gilbert Keith Chesterton):1874?1936年。ロンドン生まれ。イギリスの作家、詩人、批評家。美術学校を中退後文筆生活に入り、政治評論や文芸批評、評伝、小説など幅広い分野で活動した。「ブラウン神父」シリーズが、推理小説の古典として知られている。その他の著書に『木曜の男』『正統とは何か』など。

西崎 憲
西崎 憲

ニシザキ ケン

1955年青森生まれ。作家、翻訳家、アンソロジスト、音楽レーベル主宰。2002年、『世界の果ての庭』で第14回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。著書に『蕃東国年代記』『ゆみに町ガイドブック』『飛行士と東京の雨の森』、編訳書に『ヴァージニア・ウルフ短篇集』『エドガー・アラン・ポー短篇集』『ヘミングウェイ短篇集』、編纂・訳書・共訳書に『ドイル傑作選』全5巻、アントニイ・バクリー『第二の銃声』、ジェラルド・カーシュ『壜の中の手記』ほか。

この本の内容

特ダネを追って世界を駆けめぐる新聞記者ピニオンは、ロンドンで四人の不思議な人物に出会った。『誤解された男のクラブ』を名乗る彼らは、やがてそれぞれの奇妙な体験を語り始める。穏和な殺人者、頼もしい薮医者、不注意な泥棒、忠義な反逆者―彼らが受けた誤解と、奇想天外な真実。理性と逆説が交錯する、チェスタトン円熟の連作中篇小説集。

この本の目次

新聞記者のプロローグ
穏和な殺人者
頼もしい薮医者
不注意な泥棒
忠義な反逆者
新聞記者のエピローグ

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