徳川家康（上）

山本 七平 著

人質時代から
「関ヶ原の戦い」へ
初の文庫化

戦国時代に終止符を打った家康が師と仰いだのは、意外にも「地味な超人」毛利元就だった。「関ヶ原の戦い」までの苦難の軌跡。
【解説： 二木謙一 】

徳川家康（上）
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:や-30-5
  • 刊行日: 2010/12/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:384
  • ISBN:978-4-480-42780-9
  • JANコード:9784480427809
山本 七平
山本 七平

ヤマモト シチヘイ

大正10(1921)−平成3(1991)年｡東京生まれ｡青山学院高等商業部を卒業｡昭和17年徴兵され､フィリピンで敗戦を迎える｡収容所生活の後､22年復員｡33年に山本書店を創立し､主に聖書学関係の本を出版する｡昭和45(1970)年にイザヤ・ベンダサン名で出した『日本人とユダヤ人』が大ベストセラーになり､第2回大宅ノンフィクション賞を受賞｡以後､自らの戦争体験や独自の日本人論をテーマに多数の著作を残す｡その業績に基づき､56年､第29回菊池寛賞を受賞した｡著書として､他に『洪思翊中将の処刑』(ちくま文庫)など多数ある｡(写真提供：文藝春秋)

この本の内容

戦国時代に終止符を打った家康が師と仰いだのは、意外にも「地味な超人」毛利元就だった。「関ヶ原の戦い」までの苦難の軌跡をさまざまな角度から検証する。

この本の目次

第１章　「不倒翁」毛利元就に学んだもの
第２章　「戦国の常識」から見た「人質時代」
第３章　「武」でかちとった三河統一
第４章　今川義元から学んだ「法治主義」
第５章　「経済人」家康が見抜いた“関八州”の価値
第６章　「貞永式目」的法治の再興
第７章　秀吉死後の政情不安
第８章　アンチ家康“空気”の醸成
第９章　「実戦経験者」家康と「官僚」三成
第１０章　「関ヶ原」と輝元の“平和ぼけ”

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