落語を聴かなくても人生は生きられる

松本 尚久 編集

落語は今をどう生きているか。

落語家が名人芸だけをやっていればよかった時代は去った。時代と社会を視野に入れた他者の視線を通じて落語の現在を読み解くアンソロジー。

落語を聴かなくても人生は生きられる
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 880円(税込)
  • Cコード:0176
  • 整理番号:ま-44-1
  • 刊行日: 2012/06/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-42947-6
  • JANコード:9784480429476
松本 尚久
松本 尚久

マツモト ナオヒサ

1971年、東京都台東区生まれ。放送作家。「談志の遺言」(TBSラジオ)、「ふれあいラジオパーティー」(NHK)等の構成。そのほか落語会のプロデュース・構成やCDブック「落語昭和の名人」(小学館)の演目解説を執筆。著書に『芸と噺と──落語を考えるヒント』(扶桑社)。『落語の聴き方楽しみ方』(ちくまプリマー新書)がある。明星大学非常勤講師。 撮影:大橋仁

この本の内容

落語家が名人芸だけをやっていればよかった時代は去った。落語に関する文章をいま編むのなら、高座の芸よりはむしろ、落語をとりまく状況を視野に入れたものでなければ意味がない。時代と社会を視野に入れた文章であること。そして落語の専門家や職業的な書き手ではない、外部から落語を視ている人たちの文章であること。それらを並列にして読むことで、落語の現在を読み解くアンソロジー。

この本の目次

志ん朝さんの死、江戸落語の終焉(小林信彦)
志ん朝「最後」の十日間(長井好弘)
私の落語今昔譚(都筑道夫)
悋気の火の玉(池内紀)
人と人の出会う間(戸井田道三)
桂枝雀(三國一朗)
立川談志(三國一朗)
立川流オールスター一門会パンフレットに寄せて(田村隆一)
噺家は世上のアラで飯を喰い(景山民夫)
明石家さんま(小倉千加子)〔ほか〕

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