「人間観察の達人」
モームの真骨頂

南洋の島で起こる、美しき青年をめぐる悲劇を、達観した老医師の視点でシニカルに描く。人間観察の達人・モームの真髄たる長編、新訳で初の文庫化。

片隅の人生
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:も-12-11
  • 刊行日: 2015/11/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:400
  • ISBN:978-4-480-43306-0
  • JANコード:9784480433060
サマセット・モーム
サマセット・モーム

モーム,サマセット

1874~1965。20世紀最大の作家。聖トマス病院医学校で医師免許を得た後、文学の道に転じる。青年の苦悩と自立を描いた自伝的小説『人間の絆』は教養小説の白眉。第一次大戦では、英国政府の密命をおびて戦時下のロシアに潜入、ケレンスキー内閣支援に奔命する。『お菓子とビール』、『コスモポリタンズ』など数々の長・短編小説の傑作を残す。

天野 隆司
天野 隆司

アマノ リュウジ

1938年東京生まれ。翻訳者。訳書にD・アッテンボロー『生きものたちの地球』、K・バイエフ『誓い チェチェンの戦火を生きたひとりの医師の物語』など。

この本の内容

眼科の名医サンダースは、中国人富豪の目の手術をするためマレー列島の南端にあるタカナ島を訪れる。手術は成功したものの、退屈しながら帰りの船を待っていたサンダースは、たまたま島に寄港した帆船の船長ニコルズとミステリアスな乗客の青年フレッドに興味を抱き、彼らの航海に同行することにする。南洋の島々を舞台に、老若男女の人間模様をシニカルに描いたモームの長編を新訳で贈る。

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