印象派という革命

木村 泰司

モネ、ドガ、ルノワール。日本人に人気の印象派の絵は、優しいイメージでとらえられがちです。しかし、じつは美術史に変容をもたらした革新的な芸術運動でした。作品の裏側には、近代社会の幕開けによって、人びとがはじめて味わうことになった孤独や堕落が隠されています。本書では、印象派の絵を合わせ鏡として、時代精神が近代にいかに向き合ったのかを読み解きます。図版資料100点以上収載。

印象派という革命
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,045円(税込)
  • Cコード:0170
  • 整理番号:き-33-2
  • 刊行日: 2018/10/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-43547-7
  • JANコード:9784480435477
木村 泰司
木村 泰司

キムラ タイジ

1966年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒業。専攻は西洋美術史。ロンドン・サザビーズ美術教養講座にてWorks of Art修了。講演、セミナーなど開催多数。著書に、『名画の言い分』(ちくま文庫)、『世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」』(ダイヤモンド社)、『名画は?をつく』シリーズ(ビジュアルだいわ文庫)などがある。

この本の内容

モネ、ドガ、ルノワール。日本人に人気の印象派の絵は、優しいイメージでとらえられがちです。しかし、じつは美術史に変容をもたらした革新的な芸術運動でした。作品の裏側には、近代社会の幕開けによって、人びとがはじめて味わうことになった孤独や堕落が隠されています。本書では、印象派の絵を合わせ鏡として、時代精神が近代にいかに向き合ったのかを読み解きます。図版資料100点以上収載。

この本の目次

序章 なぜ日本人は「印象派」が好きなのか
第1章 フランス古典主義と美術アカデミーの流れ―フランス絵画の伝統はいかに作られたか?
第2章 エドゥアール・マネ―モダン・ライフを描いた生粋のパリジャン
第3章 クロード・モネ―色彩分割法を見いだした近代風景画の父
第4章 ピエール=オーギュスト・ルノワール―見る人に夢を与え続けた肖像画の大家
第5章 エドガー・ドガ―完璧なデッサンで人の動きを瞬間的に捉えた達人
第6章 ベルト・モリゾ&メアリー・カサット―表現の自由を求めた二人の女性画家

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