人間の解剖はサルの解剖のための鍵である 増補新版
主体性と合理性が切り崩された先の「人間の定義」とは?「当代屈指の読書家による細密で浩瀚なキーコンセプトガイド」(東浩紀)を文庫化 解説 大澤真幸
コペルニクス、ダーウィン、フロイトによって三度自尊心を傷つけられた人類は、進化と認知にかんする諸科学によって、いま四度目の試練に直面している。主体性と合理性が切り崩された先にある「人間」はどのように定義されるのか―。文庫版では近年の諸論考を増補し、稲葉振一郎、大澤真幸、橘玲、千葉雅也、山本貴光との対談・鼎談も収録。
0 序(まえがき
序章 人間(再)入門のために―1989/2019/2049)
1 認知革命(ヒトの過去・現在・未来―『サピエンス全史』とともに考える
合理性のマトリックスとロボットの戦い―認知と進化の観点から ほか)
2 進化と絶滅(「生きづらいのは進化論のせいですか?」―進化論と現代社会
人類の起源という考えそのものについて―起源神話のふたつのドグマ ほか)
3 人物(リチャード・ドーキンス―文明史におけるドーキンス
アンリ・ファーブル―進化論ぎらい ほか)
4 作品(二一世紀の“人間”のための二一冊―フーコーからポストヒューマンSFまで
『利己的な遺伝子』からはじまる一〇冊―刊行四〇周年を機に(橘玲+吉川浩満) ほか)
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