包帯クラブ ルック・アット・ミー! ─The Bandage Club Look At Me !

天童 荒太

ベストセラー『包帯クラブ』続編。悲しみがあふれた世界で、戦わずに大切なものを守ろうと、6人がふたたび立ち上がった。伝説の物語、ついに再始動!

包帯クラブ ルック・アット・ミー! ─The Bandage Club Look At Me !
  • シリーズ:単行本
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0093
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2022/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:336
  • ISBN:978-4-480-80507-2
  • JANコード:9784480805072
天童 荒太
天童 荒太

テンドウ アラタ

天童 荒太(てんどう・あらた):1960(昭和35)年、愛媛県生まれ。1986年「白の家族」で野性時代新人文学賞受賞。1996年『家族狩り』で山本周五郎賞受賞。2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞受賞。2009年『悼む人』で直木賞を受賞。2013年『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞する。他に『あふれた愛』『包帯クラブ』『包帯クラブ ルック・アット・ミー!』『静人日記』『ムーンナイト・ダイバー』『ペインレス』『巡礼の家』などがある。

この本の内容

関東のはずれの町に暮らす高校生、ワラ、ディノ、タンシオ、ギモ、テンポ、リスキ。彼らはそれぞれに傷ついた少年少女たちだった。戦わないで自分自身の大切なものを守りたい、そんな思いから彼らは包帯クラブを結成する。その活動を描いた前作『包帯クラブ』から16年。本作は前作の終わりから話が始まる。場所に包帯を巻く活動は、無理解や反発などを受け、自粛を余儀なくされる。しかし、ひっそりと集まりバンド活動を始める彼ら。発表の場を求めながら、さまざまな人と出会い、再び物語は動き出す。本作では、未来の、成人した彼らの姿も交差して描かれる。この世界にあふれた悲しみのひとつひとつを手当てすることは難しいが、だから何をしたってむだ、とは言いたくない。自分たちのやり方で、自分を守り、大切な人たちを守ろうと踏み出す彼らの第二幕が開く。

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