天上大風 ─全同時代評 一九八六年〜九八年

堀田 善衞

「誰も不思議に思わない」から「天上大風」まで――一九八六年から九八年にかけて、一五〇回にわたって書き続けられた絶妙の同時代評の全てを集大成する愛蔵版。

天上大風 ─全同時代評 一九八六年〜九八年
  • シリーズ:単行本
  • 7,920円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1998/12/18
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:560
  • ISBN:4-480-81420-5
  • JANコード:9784480814203
堀田 善衞
堀田 善衞

ホッタ ヨシエ

1918年、富山県高岡市に生まれる。慶応大学文学部フランス文学科 を卒業。1952年、「広場の孤独」その他の作品により芥川賞を受賞。主な作品に『海鳴りの底から』、『若き日の詩人たちの肖像』、『方丈記私記』、『ゴヤ』、『スペイン断章』、『定家明月記私抄』、『ミシェル 城館の人』などがある。50年に及ぶ文業は、『堀田善衞全集・全16巻』(筑摩書房)に集成されている。1998年没。

この本の内容

旺盛な好奇心と透徹した歴史眼が時代の闇の底を見透す―十二年半にわたって書き続けられた同時代評全150篇を集成。最後の戦後文学者が残した未来へのメッセージ。

この本の目次

誰も不思議に思わない(誰も不思議に思わない
古市(町・村)復旧コンクール ほか)
時空の端ッコ(草野心平追悼
領土なき国家 ほか)
未来からの挨拶(ドブロヴニク市
マーストリヒト市 ほか)
空の空なればこそ(薬屋三態
ルネサンス終焉か ほか)
天上大風(言語教育について
Farewell,Japan Inc. ほか)

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